保育士をめざすあなたのための『保育士講座』

保育士試験の概要

保育士資格試験の受験資格は

次のいずれかに該当すれば、性別・年齢に関係なく受験できます。

1. 短期大学、専門学校を卒業した人、および卒業見込みの人。

2. 4年制大学において62単位以上の単位を取得した人、および取得見込みの人。

3. 児童福祉施設において中学校卒業後5年、または高等学校卒業後2年以上、児童の保護に従事した人。

4. 平成3年3月末までに高等学校を卒業した人。

5. 都道府県知事が適当な資格があると認めた人。

保育士資格試験の試験科目と試験方法は

実技試験の内容には事前に一部公表。課題を絞って練習できます。

1.筆記試験
(1)社会福祉  (2)児童福祉  (3)発達心理学および精神保健  (4)小児保健 
(5)小児栄養  (6)保育原理  (7)教育原理および養護原理  (8)保育実習

2.実技試験
筆記試験(8科目)を合格したものが実技試験へすすめます。
実技試験は、音楽、絵画、言語の3分野の中から2分野を選択します。
※幼稚園教諭免許の所有者は発達心理学・教育原理・実技試験が免除になります。

保育士資格試験の合格基準は

各教科6割以上の得点で合格。合格した科目は3年間有効。決して難関ではありません。

各科目それぞれ60点以上で合格。
合否は科目ごとに独立しているので、1回の試験で全科目合格できなくても大丈夫。合格した科目は3年間有効で、この間に全8科目に合格すれば資格を取得できます。忙しい人でも、あせらずゆとりを持って勉強することができます。

下記リンクをクリックをすると、試験科目の詳細をご覧頂けます。

社会福祉
「福祉」という言葉を辞書で調べると「幸せ」とか「豊かさ」となっています。
わが国では日本国憲法で「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」をうたっています。そしてその実践のためにさまざまな取り決めとしての法令があり、それに基づいて信頼性のある実施機関が幅広い分野の福祉サービスを行っています。
試験では、「福祉」の歴史や現在の制度の根幹となる法令や実施機関について、また高齢者や障害者などに対する福祉サービスの内容、そして失業や貧困対策としての社会保障制度についてなど、幅広く出題されています。
保育士には直接関係なさそうな内容も出てきますが、福祉全体のしくみを知ることが子どもに対する福祉を理解する上で大変重要です。
児童福祉
「社会福祉」では福祉全体について大枠を学びますが、そこから子どもに関するものを取り出して細かく学ぶのが「児童福祉」です。
子どもの大きな特徴のひとつは「未熟」であるということです。そこで、子どもが心身ともに健やかに育成されるために、社会(国)としてさまざまな取り組みがなされています。これは障害のある子どもや家庭環境に問題のある子どもだけではありません。広く一般の子どもたちにとっても必要なことです。
試験では「児童の権利に関する条約」や「児童福祉法」などにうたわれている「子どもの権利」について、また児童福祉の歴史、児童手当や子育て支援サービスなどの実施機関や制度の内容、保育所をはじめとする児童福祉施設に関する問題などがよく出題されています。
保育士にとって特に重要な内容であるとともに、試験全体においても科目の枠を超えて出題される内容の多い、柱となる科目です。
発達心理学及び精神保健
保育の場では、運動能力や知能や臓器のはたらきのように、物差しでは計量しにくい、機能上の伸びないし成熟を「発達」と呼んでいます。
発達心理学では「発達」の捉え方や考え方をいろいろな学説とともに学んでいきます。また乳幼児期、児童期を中心に、各段階ごとの発達の特徴や発達障害などについてもよく出題されています。
また、精神保健は「こころ」の健康について学ぶ科目です。心理面を担う中枢神経に関する問題や様々な発達障害、ことばの障害などについてよく出題されています。
こころと体は密接な関係があるように「小児保健」とも関連性の高い科目です。
小児保健
母親と子どもの「からだ」の健康、そして子どもの成長について必要な知識を学ぶ科目です。
身長や体重、またそのバランスなどから、乳幼児期の平均的な成長像を知っておくことは大切です。また、子どものかかりやすい病気やけがの種類、またその応急処置なども、保育士としては必ず理解しておく必要があります。
また現在わが国は先進諸国と比較して幼児死亡率が高く、問題視されています。そしてその死因は不慮の事故によるものがもっとも多いのです。このように地域や国の健康状態を知り、それぞれ個々人への対策や対処方法を考えることも大変重要であり、例年よく出題されています。
「発達心理学及び精神保健」や「小児栄養」との関連も深い科目でもあります。
小児栄養
子どもの健やかな発育と健康増進のためには、バランスのとれた適切な栄養の摂取が必要不可欠です。近年小児の肥満や欠食ほか、様々な食生活上の問題が増え、「食育」の重要性が叫ばれています。
もとより、これはあらゆる世代の国民に必要なものです。
若い女性のスリム志向や栄養の偏りが、やがて低出生体重児の増加を招きかねません。
「小児栄養」では栄養素の基礎知識を学ぶとともに、胎児期も含め、乳児・幼児・学童・思春期の各時期の発育・発達ごとに栄養・食生活の重要性を学びます。<授乳→離乳→保育所給食→学校給食>
「小児保健」ともかかわりの深い科目です。
保育原理
一口で言うと保育所保育について学ぶ科目です。
試験では、保育士として「保育」というものをどう捉えるか、また保育所の歴史や保育に関する法制度、保育の計画の立案や保育所での保育内容について出題されます。
特に保育内容については保育所保育の指導指針である「保育所保育指針」の内容をしっかり理解し頭に入れておくことが必要です。
教育原理及び養護原理
教育原理では学校教育のしくみを中心に教育制度全体について学習します。試験では教育の歴史として著名な教育者やその思想、学校制度を規定する法制度などについてよく出題されてます。
また養護原理は保育所以外の児童福祉施設における保育、養護について学ぶ科目です。児童養護施設や児童自立支援施設などの歴史や入所児童の動向、児童の権利に関する出題などがあります。
とくに養護原理は「児童福祉」との関連性が高い内容です。
保育実習
保育の現場で日常的に行われる音楽や絵画、お話といった分野の基礎的な知識を学びます。
といっても歌の歌い方や絵の描き方というのではなく、たとえば音楽では童謡の楽譜を見て曲名を答える問題や音楽に関する基礎知識を問う問題、絵画では幼児期のこどもが描く絵の特徴や絵の具、粘土といった保育の現場でよく使われる材料や技法などについてよく出題されています。
また、保育所保育指針や児童福祉施設に関する法令からの出題もあり、児童福祉関連の法令等も見ておく必要があります。

下記リンクをクリックをすると、平成21年度保育試験問題を受けられます。
(ホームページ上で解答、自動採点できます。)

平成20年度以前の試験についてはこちら 東京ライセンス学院 大阪ライセンス学院 広島ライセンス学院 九州ライセンス学院

保育士資格試験、ワンポイントQ&A

Q 試験はいつ頃行われるんですか?
A ――――――― 毎年1回、筆記試験が8月頃、実技試験は10月頃に実施されます。受験願書は筆記試験のおよそ2ヶ月~2ヶ月半前までに提出となっています。
Q 実技試験の内容を教えてください。
A ――――――― 音楽はピアノ演奏、うた、童謡の弾き歌いなど、絵画制作は指定課題による制作(クレヨン、色鉛筆画など)、言語は童話、絵本の読み聞かせなどとなっています。
Q 実技試験でのポイントを教えてください。
A ――――――― 技術面より適性面が重視される傾向にあり、楽しさ、明るさ、温かさをかもし出すことが大切です。服装も採点のポイントになりますから、派手なものは控え、清潔感重視で選んでください。
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