平成24年保育士試験問題−発達心理学

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問題 1.

 次の文は、ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)の発達理論に関する記述である。( A )〜( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

子どもの認知発達は、2つのレベルで行われる。1つは、( A )の発達レベルで他者の助力なしに、自力で遂行可能な能力のレベルである。もう1つは、( B )な発達レベルで、大人や仲間の援助を受け入れて問題解決が可能となる能力のレベルである。この2つのレベルの間の領域を( C )という。認知発達は、コミュニケーションを基盤とした( D )から、( E )した機能への移行過程である。

【語群】
ア 過去  イ 外面化  ウ 顕在的  エ 精神外機能
オ 発達の最近接領域  カ 発達の最接近領域  キ 現在  ク 潜在的
ケ 内面化  コ 精神間機能

(組み合わせ)
  A  B C  D E
1 ア ウ オ エ イ
2 ア ク カ エ ケ
3 キ ウ カ エ イ
4 キ ク オ コ ケ
5 キ ク カ コ イ

1   2   3   4   5  

問題 2.

 次の文は、人間の出生時の特徴に関する記述である。( A )〜( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

( A )は、( B )である高等哺乳類の重要な特徴は、感覚器官の胎生的発達であり、( C )の動物の誕生時に相当する段階を、母胎内で経過していくことだという。しかし、人間の場合、感覚機能はあてはまるが、運動機能は全く未成熟であり、人間本来の運動形態である( D )までには1年以上かかる。この矛盾こそ、人間に特有のものであり、この状態は( E )とよばれている。

【語群】
ア ギブソン(Gibson, E.J.)   イ 二次的就巣性  ウ 就巣性
エ 離巣性  オ 直立二足歩行  カ ポルトマン(Portmann, A.)
キ ほふく  ク 生理的早産

(組み合わせ)
  A  B C  D E
1 ア ウ エ キ イ
2 ア エ ウ オ イ
3 ア エ ウ オ ク
4 カ ウ エ キ ク
5 カ エ ウ オ イ

1   2   3   4   5  

問題 3.

 次の【T群】の記述と【U群】の用語を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【T群】
A 新生児は足裏の外側面に刺激を受けると、足の親指が反り返ったり、他の4本の指が扇状に開いたりする。
B 新生児は仰向けに寝た状態で頭部を左右どちらかに向けると、顔を向けた側の上下肢を伸ばす。
C 新生児の手のひらの内側をそっと撫でると、新生児はそれをつかもうとするかのように手を握る。
D 新生児の寝ているベッドを強く叩いたりすると、新生児は両腕を広げて抱きつくような動きをする。

【U群】
ア モロー反射
イ バビンスキー反射
ウ 緊張性頸反射
エ 把握反射

(組み合わせ)
  A  B C D
1 ア イ エ ウ
2 ア エ ウ イ
3 イ ア エ ウ
4 イ ウ エ ア
5 ウ イ エ ア

1   2   3   4   5  

問題 4.

 次の文は、乳幼児の外界認知に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A メルツォフ(Meltzoff, A.N.)は、おしゃぶりを使った実験から、乳児が触覚と視覚という別々の感覚でとらえた物の形を関係づけて、把握していることを示した。
B ハーロー(Harlow, H.F.)は、サルの代理母実験から、愛着形成における接触刺激の重要性を示し、愛着対象は安全基地として機能することを示した。
C ピアジェ(Piaget, J.)は、偶然行った行動が強化されつづけていく循環反応という概念を用いて、生後2歳までの外界認知を第1次循環反応と第2次循環反応の二つに区別した。
D サラパテク(Salapatek, P.)は、生後1日であっても、三角形の図形が呈示されると、ひとつの角を集中的に走査することを実験的に明らかにした。

(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ×
3 × ○ × ○
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○

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問題 5.

 次の文のうち、ごっこ遊びを支える幼児の認知的能力として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 他者のふりを理解することができる。
B 役割や約束事を理解することができる。
C 出来事の順序についての知識(スクリプト)を獲得している。
D 自他のイメージが必ずしも同じでないことを理解することができる。

  A  B  C  D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ×
5 × ○ × ○

1   2   3   4   5  

問題 6.

 次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の一部である。( A )〜( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

子どもは、様々な( A )との( B )により発達していく。すなわち、子どもの発達は、子どもがそれまでの( C )を基にして、( A )に働きかけ、( A )との( B )を通して、豊かな心情、意欲及び態度を身に付け、( D )を獲得していく過程である。

【語群】
ア 人  イ 人間関係  ウ 大人  エ 拮抗作用  オ 体験
カ 自発性  キ 相互作用  ク 主体性  ケ 新たな能力  コ 環境

(組み合わせ)
  A  B C D
1 ア イ オ カ
2 ア エ イ ク
3 ウ イ コ カ
4 ウ エ イ ク
5 コ キ オ ケ

1   2   3   4   5  

問題 7.

 次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」の記述である。A〜Dを発達の順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 歩く、走る、跳ぶなどの基本的な運動機能や、指先の機能が発達する。
B 全身のバランスを取る能力が発達し、体の動きが巧みになる。
C 基本的な運動機能が伸び、それに伴い、食事、排泄、衣類の着脱などもほぼ自立できるようになる。
D 全身運動が滑らかで巧みになり、快活に跳び回るようになる。

(組み合わせ)
1 A→B→C→D
2 A→C→B→D
3 B→C→A→D
4 C→A→D→B
5 C→B→A→D

1   2   3   4   5  

問題 8.

 次の文は、認知の発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 日常生活で獲得した知識・素朴概念は、科学的概念と矛盾しないことが知られている。
B ピアジェ(Piaget, J.)によれば、数や量の保存は、重さや体積の保存より早く獲得される。
C 初期の言葉の習得は、主に名詞に始まり、次に動詞、形容詞が加わっていく。
D 記憶の方略としてリハーサルを自発的に使い始めるのは7歳前後である。

(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ×
4 × ○ ○ ○
5 × × × ×

1   2   3   4   5  

問題 9.

 次の文は、青年期の発達的特徴に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 年長者との間に葛藤が生じやすくなり、拒否的態度や反抗的態度となってあらわれる。
2 青年は、大人と子どもの両方の属性をもつという意味で周辺人とよばれる。
3 児童期から青年期への移行は、身体的には特に第一次性徴によって特徴づけられる。
4 心理的離乳とは、青年が親から精神的に自立することを意味する。
5 青年が役割実験のために社会的責任を猶予される期間をモラトリアムという。

1   2   3   4   5  

問題 10.

 次の文は、成人期から老年期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A エリクソン(Erikson, E.H.)の成人期の発達課題は「生殖性(世代性)」であるが、それは自身の子育てだけでなく、職場での人材育成や広く人の世話をすることも意味する。
B アイデンティティの形成は青年期特有のものではなく、成人期以降も「揺らぎ」、「組み替え」、「再構築」、「確立」という過程が繰り返される。
C 中年期の心理的変化は否定的変化を意識することが多く、その内容は身体感覚の変化や、時間的展望のせばまりと逆転、老いへの不安などである。
D 老年期であっても健康で自立し社会に貢献できる可能性を示す概念は、サクセスフル・エイジングとよばれる。

(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ○
3 × ○ ○ ×
4 × × ○ ×
5 × × × ○

1   2   3   4   5  

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結果: