平成22年保育士試験問題−養護原理

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問題 1.

 次の文は、社会的養護の歴史に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

1 知的障害のある児童を対象とする施設は、児童福祉法が成立するまでは存在しなかった。
2 ノーマライゼーションの理念は、デンマークで1959年に初めて法律に位置づけられた。
3 石井十次により明治20(1887)年に設立された「岡山孤児院」は、定員を設け、その基準を厳守した。
4 わが国においては、児童福祉施設への入所は、現在でも全て措置によるものである。
5 ディケンズ(Charles Dickens)の著作である『オリバー・ツイスト』(Oliver Twist)は、かつてのアメリカの、孤児院での悲惨な状況を描いたものである。


1   2   3   4   5  

問題 2.

 次の文は、児童福祉施設に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 重症心身障害児施設は、昭和42年に法律に位置づけられた。

B 児童養護施設の総数は、平成16年〜20年の5年間は減少を続けている。

C 乳児院は、児童福祉法の制定時には施設種別として規定されていなかった。

D 児童自立支援施設では、現在も夫婦による小舎制を実践している施設がある。

E 肢体不自由児施設は、現在、医療法による病院としての基準は適用されていない。


(組み合わせ)
  A B C D E
1 ○ ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ ○ × ×
3 ○ × × ○ ×
4 × ○ × ○ ×
5 × × × ○ ×


1   2   3   4   5  

問題 3.

 次の文のうち、「児童福祉法」における定義として正しい記述を○、誤っている記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 障害児とは、身体に障害のある児童又は知的障害のある児童をいう。

B 妊産婦とは、妊娠中又は出産後1年以内の女子をいう。

C 保護者とは、親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護する者をいう。

D 要保護児童とは、保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童をいう。


(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ ○ × 
2 ○ ○ × ○ 
3 ○ ○ × × 
4 ○ × ○ × 
5 × × ○ ○ 


1   2   3   4   5  

問題 4.

 次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果の概要(平成20年2月1日現在)」(厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 乳児院に在籍している児童の「心身の状況」では、「身体虚弱」の割合がおよそ2割である。

B 児童養護施設に在籍している児童の「入所経路」では、「家庭から」の割合が最も高い。

C 情緒障害児短期治療施設に在籍している児童の「学業の状況」では、「遅れがある」の割合が半数以上である。

D 母子生活支援施設への「入所理由」では、「経済的理由による」の割合が最も高い。

E 乳児院に在籍している児童の「養護問題発生理由」では、「両親の未婚」の割合が最も高い。


(組み合わせ)
  A B C D E
1 ○ ○ ○ × ×
2 ○ ○ × × ×
3 ○ × ○ × ○
4 × × ○ ○ ×
5 × × × ○ ○


1   2   3   4   5  

問題 5.

 次の文は、「児童福祉施設最低基準」に規定された生活指導に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 児童養護施設における生活指導は、児童の自主性を尊重し、基本的生活習慣を確立するとともに豊かな人間性及び社会性を養い、児童の自立を支援することを目的として行わなければならない。

B 母子生活支援施設における生活指導は、個々の母子の家庭生活及び稼動の状況に応じ、就労、家庭生活及び児童の養育に関する相談及び助言を行う等の支援により、その自立の促進を目的とし、かつ、その私生活を尊重して行わなければならない。

C 知的障害児施設における生活指導は、児童が日常の起居の間に、当該知的障害児施設を退所した後、できる限り社会に適応するように行わなければならない。

D 情緒障害児短期治療施設における生活指導は、児童の社会的適応能力の回復を図り、児童が、当該情緒障害児短期治療施設を退所した後、健全な社会生活を営むことができるように行わなければならない。


(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ×
5 × × × ○


1   2   3   4   5  

問題 6.

 次の文は、虐待を受けた子どもへの治療的・支援的援助についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 虐待を受けた子どもに関する援助は、物的環境においても、人的環境においても、安全で安心できることが基本となる。

2 日常生活を通して行う治療的・支援的援助では、虐待体験が子どもに与える影響を十分に理解し、一人ひとりの子どもたちと信頼関係をつくることが重要となる。

3 児童養護施設等で、心理療法では対応が困難な場合は、精神科医等の専門的治療を利用することが望ましい。

4 虐待を受けた子どもに対する適切な援助体制を確保するために、児童養護施設、乳児院、児童自立支援施設には、遊戯療法やカウンセリング等の心理療法を行う職員を配置しなければならない。

5 施設における心理療法の実施は、児童相談所と密接に連携し、「児童及びその保護者等の自立支援計画」にも明確に位置づけることが規定されている。


1   2   3   4   5  

問題 7.

 次の文は、児童福祉施設が作成する自立支援計画に関する記述である。誤った記述を一つ選びなさい。

1 子どもと家庭に対する的確なアセスメント及びこれに基づいた適切な自立支援について、「児童福祉施設最低基準」が改正され、平成17年4月より、児童養護施設等の各施設長には自立支援計画の策定が義務づけられた。

2 自立支援計画を策定するにあたって、子どもの通学する学校、児童相談所等関係機関との連携を図りつつ、個々の子どもの状況を十分に把握するとともに、情報を共有化するためのケース概要を基にケース検討会等で十分に検討し、計画を策定する。

3 自立支援計画策定後は、計画の実施状況、子どもの成長や家庭状況の変化をふまえ、支援効果について客観的な評価を行い、アセスメントや計画の妥当性を検証し、見直すことが重要である。

4 子どものいわゆる問題行動や短所の指摘にとどまることのないように留意し、援助が子どもの成長発達に果たした役割を評価し、さらに援助の改善点を発見することに主眼を置くことが重要である。

5 自立支援計画は、一人ひとりの子どもの状況に応じ、施設生活に早期に慣れ、施設内自立を目指すことが主たる目的である。


1   2   3   4   5  

問題 8.

 次の文は、「児童福祉施設最低基準」(以下、「最低基準」という。)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 児童福祉施設は、「最低基準」を超えて、常に、その設備及び運営を向上させなければならないとされている。

B 児童福祉施設は、職員に対し、その資質の向上のための研修の機会を確保しなければならないとされている。

C 第二種自閉症児施設は、医務室及び静養室は必ず設けなければならないとされている。

D 児童養護施設の児童指導員及び保育士の総数は、満2歳に満たない幼児おおむね2人につき1人、満2歳以上の幼児おおむね4人につき1人、少年おおむね6人につき1人とされている。

E 児童養護施設の長は、児童の通学する学校及び児童相談所並びに必要に応じて児童家庭支援センター、児童委員、公共職業安定所等関係機関と密接に連携して児童の指導及び家庭環境の調整に当たらなければならないとされている。


(組み合わせ)
  A B C D E
1 ○ ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ ○ × ○
3 ○ × × ○ ○
4 × ○ ○ × ×
5 × × × ○ ○


1   2   3   4   5  

問題 9.

 次の文は、障害がある子どもを中心とする児童福祉施設および制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「児童福祉法」および「児童福祉施設最低基準」に規定された障害児の通園施設の種別は、知的障害児通園施設と難聴幼児通園施設の2つである。

B 重症心身障害児施設に入所した児童は、その者が社会生活に順応することができるようになるまで引き続き在所できるとされている。

C 現行の里親制度における専門里親への委託対象は虐待を受けた児童であり、障害がある児童は含まれない。

D 知的障害児施設における就学形態では、入所している就学児童はすべて施設内分校・分教室に通学している。


(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ × ○ ○
3 × ○ × ×
4 × × × ○
5 × × × ×


1   2   3   4   5  

問題 10.

 次の文は、「児童虐待の防止等に関する法律」(以下「児童虐待防止法」という。)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 児童の福祉に関する事務に従事する職員は、「児童虐待防止法」の規定による臨検に際して必要があるときは、錠をはずし、その他必要な処分を行うことができる。

B 虐待を受けた児童が保護者の同意において児童養護施設に措置された場合、施設長は、保護者に対して、当該児童との面会および通信の制限をすることができない。

C 都道府県知事は、児童虐待が行われているおそれがあると認められ、当該児童の保護者に出頭を求めようとするときは、保護者に対し必要事項が記載された書面により告知しなければならない。

D 児童虐待が行われているおそれがあると認められた場合、児童の保護者が出頭要求・立ち入り調査・再出頭要求の求めに応じない場合、児童相談所長は所轄の警察署長からの許可状の発行を受け、臨検を行わせることができる。


(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ×
4 × × ○ ○
5 × × × ○


1   2   3   4   5  

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