平成21年保育士試験問題-教育原理

50 点満点 ( 合格点 30 点 )

残り時間
制限時間 30 分


テストを開始するには [テスト開始] ボタンを押してください。

問題 1.

 次の文は、「教育基本法」第1条の条文である。(  )にあてはまる記述を一つ選びなさい。

 教育は、(  )を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

1 人格の完成
2 人間性の開発
3 真理の探究
4 国家の発展
5 個人の確立

1   2   3   4   5  

問題 2.

 次の文のうち、「児童の権利に関する条約」第29条に教育の目的として示されていることを○、示されていないことを姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 児童の人格、才能並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達させること。

B 日常の会話や、絵本、童話等に親しむことを通じて、言葉の使い方を正しく導くとともに、相手の話を理解しようとする態度を養うこと。

C 音楽、身体による表現、造形等に親しむことを通じて、豊かな感性と表現力を養うこと。

D 自然環境の尊重を育成すること。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ×
5 × ○ × ○

1   2   3   4   5  

問題 3.

 次の文は、平成21年4月施行の「幼稚園教育要領」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 ( A )は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、( B )は、学校教育法( C )に規定する目的を達成するため、幼児期の特性を踏まえ、環境を通して行うものであることを基本とする。

【語群】
ア 幼児教育   イ 幼稚園教育  ウ 幼児期における教育
エ 就学前教育  オ 第22条    カ 第77条

(組み合わせ)
  A B C
1 ア イ オ
2 ア ウ カ
3 ウ ア カ
4 ウ イ オ
5 エ ウ オ

1   2   3   4   5  

問題 4.

 次の記述に該当する人物として、正しいものを一つ選びなさい。

 日本において最も早く体系的ともいえる教育論をまとめた儒学者である。ロック(Locke, J.)とほぼ同時代の人であり、ともに医学を修め、しかも自分自身健康に恵まれなかったことに共通したものがあるため、「日本のロック」と称されることもある。
 子育ての書として晩年にまとめた著作では、6歳から20歳に至るまでの成長過程に即して、教育方法と学習教材とが「随年教法」として提示されている。彼は、「小児の教は早くすべし」と、早い時期からの善行の習慣形成の必要性を主張した。

1 荻生徂徠
2 中江藤樹
3 佐藤信淵
4 伊藤仁斎
5 貝原益軒

1   2   3   4   5  

問題 5.

 次の文のうち、ルソー(Rousseau, J.-J.)が著した『エミール』に記されている内容として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 人は子どもというものを知らない。子どもについてまちがった観念をもっているので、議論を進めれば進めるほど迷路にはいりこむ。このうえなく賢明な人々でさえ、大人が知らなければならないことに熱中して、子どもにはなにが学べるかを考えない。かれらは子どものうちに大人をもとめ、大人になるまえに子どもがどういうものであるかを考えない。

B 万物をつくる者の手をはなれるときすべてはよいものであるが、人間の手にうつるとすべてが悪くなる。

C 自然を観察するがいい。そして自然が示してくれる道を行くがいい。自然はたえず子どもに試練をあたえる。あらゆる試練によって子どもの体質をきたえる。

D ここでわたしは教育ぜんたいのもっとも重大な、もっとも有益な規則を述べることができようか。それは時をかせぐことではなく、時を失うことだ。

E すべてのもののなかに、神的なものが、神が、宿り、働き、かつ支配している。

(組み合わせ)
  A B C D E
1 ○ ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ ○ × ×
3 ○ ○ × ○ ○
4 ○ ○ × ○ ×
5 × × ○ ○ ○

1   2   3   4   5  

問題 6.

 次の記述は、ある人物の墓碑銘である。該当する人物として正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A ノイホーフにおいては、貧しき者の救い人
   『リーンハルトとゲルトルート』のなかでは、民衆に説き教えし人
   シュタンツにおいては、孤児の父
   ブルクドルフとミュンヘンブーフゼーでは、国民学校の創設者
   イヴェルドンにおいては、人類の教育者

B いざや、我らが子どもたちに生きようではないか

(組み合わせ)
      A                B
1 ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)  フレーベル(Fröbel, F.W.)
2 ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)  倉橋惣三
3 フレーベル(Fröbel, F.W.)     倉橋惣三
4 フレーベル(Fröbel, F.W.)     ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
5 エレン・ケイ(Key, E.)       フレーベル(Fröbel, F.W.)

1   2   3   4   5  

問題 7.

 次の文は、わが国の義務教育制度についての説明である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 明治33(1900)年、小学校令が大幅に改正され、尋常小学校は3年制を廃止して、4年制に統一し、義務教育は4年とした。また、この改正により、それまで徴収されてきた義務教育の授業料は原則として徴収しないこととし、わが国ではじめて義務教育無償制への第一歩が踏み出された。

2 わが国では、「日本国憲法」第26条により、国民の教育を受ける権利がうたわれており、同時に、国民は「その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ」ことが明記されている。

3 教育基本法では、義務教育の目的として「各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養う」ことをあげている。

4 学校教育法によると、子どもは、小学校および中学校において定められた教育内容を習得する義務を負う。

5 義務教育の無償の理念の下、国公立の義務教育諸学校では授業料を徴収しない。

1   2   3   4   5  

問題 8.

 次の文は、教育評価に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 教育評価は、評価が行われる時期と目的の違いによって、( A )評価、( B )評価、および( C )評価とに分けられる。( A )評価は、実際の指導に先立って、児童生徒の学習への準備状態を把握し、適切な教育目標を設定し、指導計画を立案するために行われる。( B )評価は、学習指導の途上で指導の軌道を修正したり、指導法の適切性を確認したりするために行われる。( C )評価は、学期末や学年末など、学習が一段落したところで、教育目標の達成の程度を明らかにしようとするものである。その結果は、次の指導計画立案に役立てられる。

(組み合わせ)
   A    B    C
1 診断的  総括的  形成的
2 診断的  形成的  総括的
3 形成的  診断的  総括的
4 形成的  総括的  診断的
5 総括的  診断的  形成的

1   2   3   4   5  

問題 9.

 次の文は、生涯学習社会における教育についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 生涯教育という言葉は、1965年ユネスコの成人教育推進国際委員会で、ラングラン(Lengrand, P.)によって提唱された。

2 生涯教育とは国、地方公共団体、その他の組織が人々の生涯学習を支援する仕組みのための基本理念であり、社会教育・学校教育・家庭教育を有機的に統合するものである。

3 リカレント教育とは、生涯教育の一形態で、フォーマルな学校教育を終えて社会の諸活動に従事した後、個人の必要に応じて教育機関に戻るなど交互に行き交う教育である。

4 学習社会とは、人々が生涯のいつでも、自由に学習する機会を選択して学ぶことができ、その成果を適切に評価されるような社会であり、そうした生涯にわたる学習活動を促進する学習機会や学習資源を整備した社会である。

5 生涯学習とは、学校や社会の中で意図的、組織的な学習活動として行われるものであり、人々のスポーツ活動やレクリエーション活動の中では行われるものではない。

1   2   3   4   5  

問題 10.

 学校における児童生徒の懲戒・体罰に関する指針として、文部科学省は「問題行動を起こす児童生徒に対する指導について(通知)」(平成19年2月5日)の別紙「学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒・体罰に関する考え方」を示した。次の文のうち、そこで示された考え方と異なるものを一つ選びなさい。

1 教員等が児童生徒に対して行った懲戒の行為が体罰に当たるかどうかは、当該児童生徒の年齢、健康、心身の発達状況、当該行為が行われた場所的及び時間的環境、懲戒の態様等の諸条件を総合的に考え、個々の事案ごとに判断する必要がある。

2 殴る、蹴るなど、身体に対する侵害を内容とする懲戒は体罰となるが、長時間の正座や直立など、特定の姿勢を長時間にわたって保持せることは、肉体的苦痛を与えたとしても体罰とはならない。

3 単に授業に遅刻したこと、授業中学習を怠けたこと等を理由として、児童生徒を教室に入れず又は教室から退去させ、指導を行わないまま放置することは、義務教育における懲戒の手段としては許されない。

4 授業中、児童生徒を教室内に入れず又は教室から退去させる場合であっても、当該授業の間、その児童生徒のために当該授業に代わる指導が別途行われるのであれば、懲戒の手段としてこれを行うことは差し支えない。

5 児童生徒が学習を怠り、喧騒その他の行為により他の児童生徒の学習を妨げるような場合には、他の児童生徒の学習上の妨害を排除し教室内の秩序を維持するため、必要な間、やむを得ず教室外に退去させることは懲戒に当たらず、教育上必要な措置として差し支えない。

1   2   3   4   5  

お疲れ様でした。「採点」ボタンを押して採点してください。


結果: